chuchus Life

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鮭といくら by ASI

題名は親子丼のお話ではありません。
今日から3月ということで卒業シーズンですね。
TVコマーシャルでよく耳にするAKB48の卒業ソングも
「友よ 思い出より輝いている明日を信じよう
そう 卒業とは出口じゃなく 入り口だろう」
と歌っているように、新たな世界へ一歩踏み出す季節。
そのための『巣立ち』なのです。
今年キャプテンを務めたTT君は、3送会用の映像の中でこのように言っていました。
「今まで育ててくれてありがとうございました。
もっともっと練習して、恩返しのできるサッカー選手になりたいです」
この『恩返し』というワード。
『恩』は
自分が恵まれている原を考え、正しく知るという意味があります。
つまり、恩返しは人から授かった恵みをお返しするということです。
私自身の巣立ちも、長岡に帰ってきたのも、この時期でした。
この季節はどうしても、当時を思い返すときがあります。
眩しいほど輝く広い世界に飛び出し、それまでも、それからも全てを支え私を育ててくれた長岡に、2年前帰ってきました。この場所で恩を返したいと思ったからです。
彼らの巣立ちのときに、この言葉を聞き嬉しく感じたのは、きっと私だけではありません。
ジュニアの頃から長い間見てきたスタッフも、ジュニアユースで自我が出始めるのを見てきたスタッフも、生れてからずっと共に歩んできた親御さんも。
鮭は卵から孵り川を下り海に一度出ますが、産卵期になると自分が生れた川に戻ってきます。
こんなことを言うと「僕たちは魚じゃありません」と言われてしまいそうですが。
帰る(還る)場所がいつでもここに在ることを覚えておいてください。
あなたたちと作ってきた巣は、
もっともっと大きくなった頃に帰って来れるよう、
もっともっと大きくして待っています。
とかいうと今度は、
「僕たちは鳥じゃありません」なんて言われますかねぇ。
さ、学校の卒業式もビルボっ子らしくビシッと決めてきてください。
第二ボタンは素直になって一番大切な人に渡してくださいね。
ご卒業おめでとうございます。